第9回
28TH ASBMR(American Society for Bone and Mineral Research) 米国骨ミネラル学会で発表
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9月14日から9月19 日までペンシルベニア州、フィラデルフィア市コンベンションセンターで第28回米国骨ミネラル学会が開催されました。昨年の27回ナッシュビルでの発表に続き今回も私達の研究を発表する機会を得ることが出来ました。米国で最も権威ある学会のひとつですから数千人の参加者があります。だから会場も広く予め抄録集にて予定をしっかり立てて動く必要があります。日本から飛行機でデトロイトまで 12 時間、そこで乗り継ぎフィラデルフィアまで 2時間あまりの飛行でした。ロッキー山脈、五大湖を眺めながらの旅は、今回も北米大陸の大きさを再認識しました。 。

今回の学会は、骨粗鬆症対策はもちろんのこと、骨代謝に関わる基礎から臨床にわたる最新の研究と治療薬剤の報告がなされました。私も歯科医の立場から顎骨吸収による歯の喪失を予防するための顎骨骨密度評価の研究発表をしました。そして、世界の研究者の報告を幅広く勉強することが、患者さんの歯を守る治療に繋がっていると思い、できるかぎり発表を聞いて回りました。今回も私の報告に対して、各国の内科医、歯科医、整形外科医など多くの先生方が質問され、全身の骨と顎骨の関わりに高い関心が高まっていると感じました。
また、製薬会社、骨密度測定器関連の会社など、企業展示も充実していました。午前7時から午後7時まで各種催しで忙しく過ごし、また、午後7時から10時まで、製薬主催のシンポジウムがありました。私も興味ある内容に参加し、日本のみならず米国の先生方とも交流を広めることができました。とくに、11月2日に姫路でセミナーの講師をお願いしています藤田拓男先生に会場でお会いし、ご指導賜ることができ、感謝しております。

学会の間、数時間ですがフィラデルフィア市の観光しました。1774年トーマスジェファーソン起草の独立宣言が7月4日署名され町中に自由の鐘が鳴り響いたそうです。フィラデルフィア市は1700〜1800年の間合衆国の首都でした。自由の鐘、独立記念館、そして、アメリカの星条旗を最初に作ったベッツイー・ロスの家。最も印象に残ったのが、フィラデルフィア美術館です。市内から車で15分ほどの所にあります。ギリシア風の巨大な美術館で全米有数の規模。アジア美術では、中国の寺、日本の茶室までもありました。中性から近代に至るヨーロッパの絵画、彫刻、装飾品、武器、そしてアメリカ美術など世界の最高の美術を楽しむことが出来ました。ゴッホのひまわり他、モネ、セザンヌ、ドガなどのフロアーでは作品数も多く絵画の楽しさを満喫しました。

過去 10 年にわたり、森井浩世先生にご指導賜り、歯科の立場から歯周病と骨粗鬆症の関係を研究してきました。その中で顎骨の歯を支える歯槽骨の骨密度評価方法を世界で先駆けて開発しましたが、今回の学会参加により新たな応用の可能性を感じました。今後も森井先生からご指導賜りました研究テーマをゆったりと研究していこうと考えています。フィラデルフィア第28回米国骨ミネラル学会に参加することができ本当に有意義な時間を過ごせました。